WordPress にインストールするプラグインの選び方で、ブログのパフォーマンスは大きく変わる。
俺の実体験で例えるなら、
- 75記事で通算855万PVを超える
- 45記事で月間37万PVを超える
プラグインを含めて WordPress の設定を最適化することで、このように発展していった。
WordPress にインストールするプラグインって、始めた頃は何を取り入れて良いかさっぱりだよね。心の中の言葉にするなら「正直、めんどうくさい」が本音だと思う。
その気持もよくわかるけど、一度設定してしまえば基本的には終わりだからサクッと終わらせてしまおう。
とはいえ、ただやみくもにプラグインをインストールさえすれば良いのかというと決してそうではない。同じプラグインを使用していても、設定内容が1つでも違うだけで WordPress のパフォーマンスは大きく変わることも少なくはないんだ。ページ表示速度なんかは特にそうだよ。
そこで本記事では、初心者向けに WordPress をインストールしたあとに行うプラグインのおすすめに加えて、設定方法についても解説してるよ。
俺が WordPress にインストールしているプラグインは、6つのみ。( XML Sitemaps を除く)
WordPress は、
- 良質なレンタルサーバー
- シンプルで高機能な WordPress テーマ
- 必要最低限のプラグイン
この3点をクリアしていれば、高いパフォーマンスを十分発揮できる。
よって、ただやみくもに多くのプラグインをインストールしたり、ブログの記事数を増やせばいいってもんじゃない。
それでは、さっそく紹介していくね。
俺がインストールしているプラグインを紹介する前に、使用している「WordPress テーマ」と「レンタルサーバー」を紹介。
WordPress テーマ:SWELL
レンタルサーバー:mixhost( ミックスホスト)
レンタルサーバーは、mixhost(ミックスホスト), Xserver(エックスサーバー)共に契約してるけど、やっぱり mixhost(ミックスホスト)の方が断然使いやすい。
Xserver(エックスサーバー)の方が好感度の高いプロモーションをしている印象が強いけど、使用感を前提にした好感度の高さは mixhost(ミックスホスト)で間違いないという結論に至ったよ。
これは使った者にしかわからない。
その他サーバーについては、以下の記事を参考にしてみてね。

それでは本編に入るよ。
不要なプラグインを削除する
WordPress 初心者の方は、まず不要なプラグインを削除しよう。

- 「Hello Dolly」こちらは一度も使用した経験がないプラグイン。俺にとっては必要のないプラグインなので削除してるよ。
- 「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」→ エックサーバーから WordPress をインストールするとデフォルトでインストールされているプラグイン。こちらも不要なので削除。
Akismet Anti-Spam (アンチスパム) 設定手順
WordPress をインストールしたあとに必須ともいえるプラグインの1つ「Akismet」。
「Akismet」は、スパム攻撃を撤退してくれる WordPress にとって必要不可欠なプラグイン。どこから見つけてスパム攻撃をしてくるのかわからないけど、「Akismet」を設定してからスパム攻撃で不快な想いをする機会は無くなった。ゆえに、必ず設定しておこう。
まずは、こちらを設定していくよ。
Akismet アカウントを作成する




- メールアドレスを入力する。
- 「苗字」「名前」を入力する。
- Akismet を使用するドメインを記入する。
- チェックボックスにチェックをする。
- バーを一番左まで移動して表示を「0」に設定する。
- 「CONTINUE WITH PERSONAL SUBSCRIPTION」をクリックする。


API キーを設定する



以上で「Akismet」の設定は完了。
LiteSpeed Cache 設定手順
「LiteSpeed Cache」は、DAisuke が最も気に入っている、重要と判断しているおすすめのプラグイン。
ただ、インストールするには指定のレンタルサーバーを契約する必要があり、Xserver(エックスサーバー)では、インストールすることができない。
この件も含めて俺は、レンタルサーバーの契約を mixhost(ミックスホスト)にしているんだ。
キャッシュ系プラグインは、無料でインストールできるものが他にもあるけれど、「LiteSpeed Cache」を使いはじめてしまったら手放せないよね。
ページ表示速度も圧倒的に早くなるから、超おすすめだよ。
※ 以下の設定は、WordPress テーマを「SWELL」にしていることが前提条件となるよ。

LiteSpeed Cacheをインストールする

- WordPress 管理画面より「プラグイン」→「新規追加」→「LiteSpeed Cache」と検索する。
- 「LiteSpeed Cache」をインストールして「有効化」を選択する。
QUIC.cloudの初期設定を行う

- 「LiteSpeed Cache」→ 「一般」を選択する。
- 「ドメインキーの要求」を選択する。

QUIC.cloud アカウント作成手順

- メールアドレスでアカウントを作成する際は、メールアドレスを入力後「Sign in/up」のボタンをクリックする。
- SNS アカウントでログインする際は、任意の SNS からアカウントを連携する。





- アカウント作成時に決めた「メールアドレス」を入力する。
- アカウント作成時に決めた「パスワード」を入力する。
- 「Login」をクリックする。

QUIC.cloudとリンクする





※ 俺は、CDN 無しで利用してるよ。
キャッシュ
キャッシュ設定は、現在使用中の WordPress テーマや、その他プラグインによって互換性が変わるよ。
使用テーマ:SWELL
使用プラグイン:このページに記載のプラグイン
以下では、デフォルト設定から変更した箇所のみを紹介してるよ。


- 「3 パージ」を選択する。
- 「すべてのページ」をチェックする。
- 「古いものを出す」→「オン」に切り替える。


画像の最適化


- タブを「2 画像最適化設定」に切り替える。
- 「自動要求 Cron」→「オン」に切り替える。
- 「EXIF / XMPデータを保存する」→「オフ」に切り替える。
- 「WebP 画像への置換」→「オン」に切り替える。
- 「WebP の特別な srcset」→「オン」に切り替える。
- 「変更を保存」をクリックする。
ページの最適化

- 「CSS 圧縮化」→「オン」
- 「CSS 結合」→「オン」
- 「CSS の外部とインラインを組み合わせる」→「オフ」
- 「URL ごとの CCSS」→「オン」

- タブを「2 JS 設定」に切り替える。
- 「JS 圧縮化」→「オン」
- 「JS は外部とインラインを組み合わせる」→「オフ」

- タブを「3 HTML の設定」に切り替える。
- 「HTML 圧縮化」→「オン」
- 「DFN プリフェッチ」→「※を追加」
- 「クエリ文字列を削除」→「オン」
- 「Google フォントを非同期に読み込む」→「オン」
※
//pagead2.googlesyndication.com
//googleads.g.doubleclick.net
//tpc.googlesyndication.com
//www.gstatic.com

- タブを「4 メディア設定」に切り替える。
- 「レスポンシブプレースホルダー」→「オン」

- タブを「6 ローカリゼーション」に切り替える。
- 「ローカライズファイル」→「※」を追加する。
- 「変更を保存」をクリックする。
※
https://platform.twitter.com/widgets.js
https://www.google.com/recaptcha/api.js
https://www.google-analytics.com/analytics.js
https://www.googletagservices.com/tag/js/gpt.js
https://connect.facebook.net/en_US/fbevents.js
クローラー

- タブを「4 一般設定」に切り替える。
- 「クローラー」→「オン」

- タブを「6 サイトマップ設定」に切り替える。
- 「カスタムサイトマップ」→ サイトURLに加えて /sitemap.xml を入力する。
- 「変更を保存」をクリックする。
以上で「LiteSpeed Cache」の設定は完了。
PS Auto Sitemap 設定手順
HTML サイトマップの作成は必須ではないけれど、俺は「作る」「作らない」の両方を経験した結果、「作る」ことを継続した。
理由は、訪問者が何かを調べたい際に一覧表示してわかりやすくするため。
仕上がりイメージはこんな感じだよ。https://ikitaakashi.com/site-map
それでは、設定方法を解説していくね。


- 「タイトル」→「サイトマップ」を入力する。
- ブロックエディタの「+」をクリックし、検索スペースに「html」を入力。表示された「カスタム HTML」を選択する。

<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>

- 「URL スラッグ」→ sitemap を入力。
- 「更新」をクリックして、記事を公開する。
- 記事を公開後、左上の「W」ボタンをクリックして、固定ページ一覧に戻る。


- 「プラグイン」→「新規追加」を選択する。
- 検索スペースに「PS Auto Sitemap」を入力。
- 「PS Auto Sitemap」→ 「有効化」をクリック。


- 「ホームページの出力」→ チェックを外す
- 「固定ページリストの出力」→ チェックを外す
- 「サイトマップを表示する」→ 固定ページの ID をペーストする。
- 「スタイルの変更」→ 好みのデザインを選択する。
- 「キャッシュの使用」→ チェックを外す。
- 「変更を保存」をクリックする。


このように表示されていれば設定完了だよ。
もし、正しく表示されない場合は、<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>が正しく入力できていない可能性が高い。「PS Auto Sitemap」設定画面の一番下にも表示しているので、再度コピーしたテキストを入力してみよう。
SEO SIMPLE PACK 設定手順

- 「プラグイン」→「新規追加」を選択する。
- 検索スペースに「SEO SIMPLE PACK」を入力。
- 「SEO SIMPLE PACK」インストール後 → 「有効化」をクリック。

基本設定

- 「サイトのタイトル」を設定。※「一般設定」から変更可
- 「サイトのキャッチフレーズ」を設定。※「一般設定」から変更可
- 「区切り文字」→ 好みを選択する。Google と相性の良い文字は「-」だけど、そこまでの大差はない。
- 「フロントページ」のタイトルタグ → デフォルトのままでOK。
- 「フロントページ」のディスクリプション → メディアミッションで決めた内容を反映すると良い。
- 「フロントページ」のキーワード → こちらもメディアミッションで決めた内容をもとに記入する。
- 各投稿のキーワード設定が空の時、上記と同じキーワードを出力する → チェックを外す。

- 「検索結果ページ」のタイトルタグ → 検索結果に表示されたときにサイトのタイトルを表示するか否かの設定。俺は、「検索結果: %search_phrase%」のみに設定してるよ。
※ サイト名も出力したい際は、デフォルト設定のままでOK。 - 「設定を保存する」をクリックする。
投稿ページ

デフォルトでは、「%page_title% %sep% %site_title%」になっているけど、俺は「%page_title%」のみに変更してる。
その理由は、検索結果に表示されたときに自分のサイト名が入っていない方がスッキリ見えるから。それ以外では、Google Analytics のデータにも表示されてしまうことから見にくくなってしまうからなんだ。
この点は、サイト構造云々の以前に好みで決める部分のように思ってる。


Google アナリティクス

- 「gtag.js」を選択する。
- Google Analytics のトラッキングIDを入力する。『WordPressテーマにGoogleアナリティクスのIDを設定する』
- 「設定を保存する」をクリックする。

ウェブマスターツール



所有権の確認が未だの方はこちら

- 「設定」を選択する。
- 「HTML タグ」→「タブをクリック」→「メタタグをコピー」


「設定を保存する」をクリックする。


以上で設定完了。
Broken Link Checker 設定手順
「Broken Link Checker」は必須ではないけれど、サイト内に記事数が増えてくるとリンクの管理を目視するのは難しくなる。そんなときに自動でリンク切れを通知してくれるのがこのプラグインをおすすめするポイント。
インストールしておいて損はないプラグインだと思うので、急ぎの人は後回し。時間的に余裕がある人は、設定しておこう。

- 「プラグイン」→「新規追加」を選択する。
- 検索スペースに「Broken Link Checker」を入力。
- 「Broken Link Checker」インストール後 → 「有効化」をクリック。




- 「チェックするリンクの種類」→ 「プレーンテキストのURL」にチェックを入れる。プレーンテキストのURLとは、テキストリンクという意味。文字に URL を加えたときに表示される部分。
- 「除外リスト」→ YouTube の埋め込み動画や Vimeo の埋め込み動画を設置していると、エラー通知が届くことが多かった経験から Vimeo の URL を掲載してるよ。エラー通知が届くけど、チェックしてみたらエラーじゃなかったときは、ここに指定の URL(ドメイン)を記入しよう。
以上で「Broken Link Checker」の設定は完了。
XML Sitemaps
「XML Sitemaps」は、使用しているプラグインの1つなんだけど、この記事を作成している段階ではプラグインがインストールできない状態になっているので、説明を断念。
他に代用できるプラグインを試みたけど、ベストなプラグインを見つけることができなかった。そのため、また紹介できる準備が整ったら更新するね。
まとめ
それでは最後にまとめるよ。
- WordPress にインストールするプラグインは、設定内容1つ違うだけでもパフォーマンスに影響があるゆえに、慎重に選び、設定することが大事であること。
- WordPress のパフォーマンスを高くするには、「良質なレンタルサーバー」「シンプルで高機能な WordPress テーマ」「必要最低限のプラグイン」この3点を基準に選択していくことで達成できること。
- WordPress プラグインのなかでも、俺が最も重要視しているのが「LiteSpeed Cache」。ページ表示速度は SEO に直接的な利益はないけれど、訪問してくれたユーザーのことを考えるとページ表示速度に大きく貢献してくれるからおすすめということを述べてきた。
あとは、紹介したプラグインの設定を1つずつ丁寧に仕上げていくことで、WordPress の初期設定を完了することができるよ。
あなたのブログに1人でも多くのユーザーが訪問しますように。
最後まで読んでくれてありがとう。
応援してるよ。
DAisuke